![]() | 老犬クー太 命あるかぎり―ある校長先生一家と過ごした十八年 井上 夕香 (2006/07) ハート出版 この商品の詳細を見る |
18歳10ヶ月まで生きた柴犬と家族のエピソード満載の
1冊です。
読むとスッキリした気持ちになりますが、
クー太とは違い、不幸な境遇にあっている
犬のエピソードも、本の最後に載っており、
人間と動物の共存について考えさせられる
所もあります
8月11日金曜日
いつの間にか、夏休みも折り返しを迎えていた。
「まだ○日ある」から、「もう○日しかない」と、いう思うようになり
楽しい気持ちと、残念な気持ちが交互に浮かんでは消えていった。
モーテルは早々にチェックアウトをし、
朝食を食べることにした。
朝食は、Cowesにあるお店で名物のイカフライ(カラマリ)を食べる予定だ。
車で1分くらいのところにあるお店の住所まで行くと、
違う名前のお店になっており、残念ながらつぶれてしまったようだ。
辺りを見渡すと、いろいろなレストランがあったが、
みんな昼からの営業のようだった。
ふと、電気がついているお店があったので、
周りに食べるところもないことだし、ここで食べることにした。
妻はキッシュとコーヒーを、僕はサンドウィッチとコーヒーを注文した。
しばらくして、料理が運ばれてきたが、
そのボリュームにまたまた驚いた。
キッシュは、日本のキッシュの2.5倍くらいあった。
キッシュの脇には、色とりどりの生野菜が添えられていた。
サンドウィッチも、パンの大きさは日本と同じだが、
中に挟まっている具の量がハンパじゃなかった。

サンドウィッチを1口かじってみると、
中に、見たことのない野菜が挟まっていた。
この野菜は、赤紫のような色をしており、
タクアンのような食感で、味は酸っぱかった。
妻に聞くと、「ビート(砂糖大根)の酢漬け」だという。
昔、祖父母が農業をやっていた頃、ビートが主な作物の1つだったが、
すべてが砂糖の原料として出荷しており、
直接食べる経験はなかった。
小さい頃、ビートを見ながら、
「どんな味がするのだろう?」
と思っていたが、あの頃から20年以上たった今、
ようやく体験することが出来たのだ。
何とか全部を平らげ、
いつものようにロングブラックを飲み干し、
ショートトリップ2日目はスタートした。
2日目は、途中まで来た道を戻り、
そこから湾の反対側に行く予定だ。
Cowesから少し遠回りになるが、
Cowesの東側にある、Rhyllを通り、
大陸と島とを繋ぐ橋を渡った。
橋を渡るとき、昨日のペンギンの行進が思い出された。
「いいとこだ」
僕は、何の気なしにつぶやいた。


昨日走った、
B420、A420、M420、C781とハイウェイをひた走り、
新たに11号線のフリーウェイを走ると、
Dromanaという街に到着した。
トイレ休憩も兼ねて、海を臨む公園の駐車場に車を停めた。
近くでは、子供たちが、ブランコやシーソーで遊んでおり、
彼らを取り囲むようにして、母親たちが談笑していた。
この公園は、ビーチもあるようで、
カラフルな海の家が遠くまで連なっていた。



今は、シーズンオフなので、どの家も閉まっていたが、
12月くらいになると、この辺りはメルボルンに近いこともあり、
かなりの人で賑わうに違いない。
再び車を走らせ、海沿いの道を南下した。
目指すは、港町ソレント(Sorrento)だ。
ソレントからは、フィリップ湾を横断するフェリーに乗り、
クイーンズクリフという街に到着する。
出航時刻は毎時正時だった。
ソレントまで15キロ近くの場所で、時間を確認すると、11時30分。
もし、12時発のフェリーに乗れれば、クイーンズクリフで、
乗れなかったらソレントの街で昼食をとろうと考えていた。
5分ほど、家が見当たらない山の中を車が走っていたが、
突然視界が開けると、
目の前に大きな船を見ることができた。
どうやら、あれがフェリーらしい
と、次の瞬間、フェリー乗り場の矢印が見つかり、
僕たちの車は矢印に従ったわき道にそれた。
時刻は11時50分。ギリギリ間に合った。
搭乗口前のゲートで、2人分と車1台分の乗船料の52A$を払い、
係員の指示通りにフェリーに乗船した。
空は、先ほどまで曇っていたが
いつの間にか晴れ上がり、フィリップ湾を一望することができた。
太陽が出てきたので、海風はそれほど気にすることはなかった。
12時になり、フェリーは、大きな汽笛と共に、
その大きな身体をゆっくりと動かし始めた。
40分という短い航路だが、僕は非常にワクワクしていた。
いつの間にか、夏休みも折り返しを迎えていた。
「まだ○日ある」から、「もう○日しかない」と、いう思うようになり
楽しい気持ちと、残念な気持ちが交互に浮かんでは消えていった。
モーテルは早々にチェックアウトをし、
朝食を食べることにした。
朝食は、Cowesにあるお店で名物のイカフライ(カラマリ)を食べる予定だ。
車で1分くらいのところにあるお店の住所まで行くと、
違う名前のお店になっており、残念ながらつぶれてしまったようだ。
辺りを見渡すと、いろいろなレストランがあったが、
みんな昼からの営業のようだった。
ふと、電気がついているお店があったので、
周りに食べるところもないことだし、ここで食べることにした。
妻はキッシュとコーヒーを、僕はサンドウィッチとコーヒーを注文した。
しばらくして、料理が運ばれてきたが、
そのボリュームにまたまた驚いた。
キッシュは、日本のキッシュの2.5倍くらいあった。
キッシュの脇には、色とりどりの生野菜が添えられていた。
サンドウィッチも、パンの大きさは日本と同じだが、
中に挟まっている具の量がハンパじゃなかった。

サンドウィッチを1口かじってみると、
中に、見たことのない野菜が挟まっていた。
この野菜は、赤紫のような色をしており、
タクアンのような食感で、味は酸っぱかった。
妻に聞くと、「ビート(砂糖大根)の酢漬け」だという。
昔、祖父母が農業をやっていた頃、ビートが主な作物の1つだったが、
すべてが砂糖の原料として出荷しており、
直接食べる経験はなかった。
小さい頃、ビートを見ながら、
「どんな味がするのだろう?」
と思っていたが、あの頃から20年以上たった今、
ようやく体験することが出来たのだ。
何とか全部を平らげ、
いつものようにロングブラックを飲み干し、
ショートトリップ2日目はスタートした。
2日目は、途中まで来た道を戻り、
そこから湾の反対側に行く予定だ。
Cowesから少し遠回りになるが、
Cowesの東側にある、Rhyllを通り、
大陸と島とを繋ぐ橋を渡った。
橋を渡るとき、昨日のペンギンの行進が思い出された。
「いいとこだ」
僕は、何の気なしにつぶやいた。


昨日走った、
B420、A420、M420、C781とハイウェイをひた走り、
新たに11号線のフリーウェイを走ると、
Dromanaという街に到着した。
トイレ休憩も兼ねて、海を臨む公園の駐車場に車を停めた。
近くでは、子供たちが、ブランコやシーソーで遊んでおり、
彼らを取り囲むようにして、母親たちが談笑していた。
この公園は、ビーチもあるようで、
カラフルな海の家が遠くまで連なっていた。



今は、シーズンオフなので、どの家も閉まっていたが、
12月くらいになると、この辺りはメルボルンに近いこともあり、
かなりの人で賑わうに違いない。
再び車を走らせ、海沿いの道を南下した。
目指すは、港町ソレント(Sorrento)だ。
ソレントからは、フィリップ湾を横断するフェリーに乗り、
クイーンズクリフという街に到着する。
出航時刻は毎時正時だった。
ソレントまで15キロ近くの場所で、時間を確認すると、11時30分。
もし、12時発のフェリーに乗れれば、クイーンズクリフで、
乗れなかったらソレントの街で昼食をとろうと考えていた。
5分ほど、家が見当たらない山の中を車が走っていたが、
突然視界が開けると、
目の前に大きな船を見ることができた。
どうやら、あれがフェリーらしい
と、次の瞬間、フェリー乗り場の矢印が見つかり、
僕たちの車は矢印に従ったわき道にそれた。
時刻は11時50分。ギリギリ間に合った。
搭乗口前のゲートで、2人分と車1台分の乗船料の52A$を払い、
係員の指示通りにフェリーに乗船した。
空は、先ほどまで曇っていたが
いつの間にか晴れ上がり、フィリップ湾を一望することができた。
太陽が出てきたので、海風はそれほど気にすることはなかった。
12時になり、フェリーは、大きな汽笛と共に、
その大きな身体をゆっくりと動かし始めた。
40分という短い航路だが、僕は非常にワクワクしていた。







