現在、子育て奮闘中

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約束の5時半になり、受付前に到着すると、
1人の女性レンジャーから挨拶された。

彼女の後をついて、ペンギンが到着するビーチまで
連れて行ってもらう。

建物を出たとき、
カメラ、ビデオカメラ等の映写機を鞄の中に仕舞うよう指示された。

フラッシュの光がペンギンを失明させるのだという。
昔は、フラッシュなしのカメラ撮影はOKだったらしいが、
フラッシュをたく心無い人が多かったため、
全面禁止になったのだという。

最初に案内されたのは、
レンジャーの説明つきチケットを買った人たちの場所だった。

ここでレンジャーの話を聞いた後、
スカイボックスに案内してくれるらしい。

話を聞いている最中、冷たい風が頬を通るので、
かなり寒かった。

とそのとき、遠くに野生のワラビーがいると教えてくれた。
見てみると、4匹のワラビーが暗闇に紛れて、こちらを見ていた。

説明が終わり、再び彼女に連れられ、スカイボックスまで向かった。

途中、彼女はいろいろと説明してくれるのだが、
7割くらいの理解度だった。

質問をしたかったのだが、ただうなずくばかりだったので、
彼女としてはあまり面白くなかったかもしれない。

先ほどの場所から、歩いて5分くらいのところに、
スカイボックスが立っていた。

スカイボックスは、
ビーチの中間のちょっと小高いところにあった。

ボックスの両端で見下ろす形にビーチがあり、
そのビーチの少し離れたところに、
一般の入場者が見学できる場所が2箇所設けられていた。

室内といっても、電気をつけてはいけないのか
装備がそもそもないのかわからないが、暗いままだった。
しかし、暖房はついていないものの、
風を遮断できるだけありがたかった。

既にスタンバイをしていた女性が出迎えてくれた。
代わりに今まで案内してくれた彼女とはお別れになる。

「その辺にある双眼鏡は自由に使っていいからね」

と言われたので、辺りを見回すと、
日本野鳥の会のような大きな双眼鏡があった。

ピントを合わせながら窓の外を見てみると、

肉眼では暗くてよく見えなかった岩や、
カモメなどを見ることができた。

どうやらカモメは、ペンギンが運んできた魚を狙っているらしい。

全体を整理すると、
僕たちのいるところを中心として、
左下と右下に、一般入場者の見学場所が、
そして右奥に、レンジャーの説明つき見学場所がある。

見学場所から海までは、20メートルくらいあり、
ここがすべてビーチ(砂浜)になっている。

また、レンジャーの説明つき見学場所から更に右側に行くと、
岩が多くなり、海のほうまで岩が続いていた。

一般入場者の見学場所のすぐ後ろには、
5メートルほどの高台があり、建物から見学場所までは
階段で降りる必要があった。

ペンギンたちは野生なので、何時に到着するかもわからないし、
どこに到着するのかもわからない。

そのため、このスカイボックスが、
一番多くのペンギンを見ることが出来ると言われた。

僕たち二人も、いち早くペンギンを見つけようと、
双眼鏡越しに海の方を観察した。

すると、彼女が、

「ほれ、あっちの方にいるわよ」

と、教えてくれた。
最初のペンギンは、レンジャーの説明つき見学場所先にある
岩の場所で見つかった。

双眼鏡を使うと、ペンギンの表情まで見ることができた。
一仕事終えたという充実した顔のように見えたが
気のせいだろうか。

僕が感激に浸っていると、

「ほれ今度は、こっちにも」

といい、左側の一般入場者側を指差した。

20羽近いペンギンが、海の方からペタペタ歩いてくるのが見えた。

カモメはペンギンの集団をジーっと見ていた。
どうやら落とした魚を狙っているようだ。

外でペンギンが来るのを待ちわびていた人たちは、
大歓声をあげながらペンギンを見ていた。

ペンギンの集団は彼らの席を通過し、崖を登ろうとしていた。
崖の前では、ペンギンが順番待ちをしており、

あるペンギンはキョロキョロしていたり、
またあるペンギンは羽をバタバタとさせたりしていた。


フェアリーペンギン フェアリーペンギン
写真のペンギンは館内の博物館にある模型です。念のため


とても、lovelyだった。

その後も、係員の彼女が教えてくれた方角を見ては
ペンギンの姿に感動していたが、

多少飽きてきたこともあり、
スカイボックスから離れて、生でペンギンを見ることにした。

係員の彼女に別れを告げ、
ペンギンを、一番多く見つけられた
レンジャーの説明つき見学場所に向かった。

すると、途中の遊歩道の脇を、1羽のペンギンがペタペタと
歩いていた。

ペンギンが歩くところは芝生になっているが、
歩くたびに、芝生がフサッ、フサッと音をするおが
とても印象深かった。

一生懸命に身体を動かしながら歩くペンギンの姿は、
本当にかわいかった。

ペンギンを見るために集まった多くの人が、
目を輝かせながらペンギンの動きを観察していた。

人種や肌の色、そういうのはまったく関係なく、
全員が全員、同じ場所で同じ楽しみを味わっていたのは
なんだか不思議だった。

話が大きくなるが、こういう姿を戦争や内戦の関係者に
見せてあげたら、争いがなくなるのかもしれない。
そう感じた。

その後、10羽近いペンギンを生で観察することが出来、
大感激のままビジターセンターを後にした。

金儲けとか、自分一人だけいいじゃないかという
人間のエゴを排除し、全員が楽しめ、全員が満喫できる場所を
作り上げるのは相当難しいと察するが、
平然とやってのけているビジターセンターに、
深く感謝すると共に尊敬してやまない。

また一部、カメラ撮影をしていた心無い観光客もいたが、
多くの人たちはルールを守り、この場所を後世まで維持していきたい
と感じているのではないだろうか。

そんなことを考えながら、車に乗りこもうとしたら、
野生のワラビーを発見した。

残念ながら写真に撮ることはできなかったが、
しっかりと目に焼き付けることはできた。

車に乗り込み、Cowesにあるイタリア料理の店で、
ピザなどを食べ、長い1日は終了した。


 




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